月齢別の育児(生後6ヶ月)
今回は生後6ヶ月の
赤ちゃんの育児について
説明します!
生後6ヶ月になると
体つきに安定感が出てきて
手で支えたおすわりが
できるようになります
中には
ほんの少しなら1人で
おすわりできるようになる
子もいます
両手で体を支えながら
ほんの少しなら1人で
座れるようになります
ただし背中が丸まり
不安定な体勢で後ろや横に
倒れやすいため
必ず大人がそばにいて
見守ってください
寝返りが上達してきて
足で勢いをつけなくても
腰をひねって回転
できるようになります
手の動きも発達し手で
持ったものをもう一方の手に
持ち替えられるようになります
生後6ヶ月の赤ちゃんとの
生活とお世話のポイントは
1.6~7ヶ月健診を受ける
2.離乳食を1日2回に進める
3.オーラルケアを始める
6~7ヶ月健診について
自治体によってはこの時期に
1回健診があります
寝返りやおすわりなどの
体の発達から
布を使った神経や
手の機能チェック、人見知りや
おもちゃへの興味など
精神面の発達も診ます
また斜視がないかも診察します
おすわりの様子がポイントと
なりますが、発育状態に
個人差が出始める
時期でもあります
その子なりのペースで
成長しているかを中心に
診ていきます
歯が生え始めた赤ちゃんは
歯も診察します
問診では、音への反応、発声
離乳食の状況
人見知りについても聞かれます
離乳食について
離乳食をスタートして
1ヶ月したら授乳時間のうちの
1回を2回目の離乳食タイムに
増やします
1回目と2回目の間は
3~4時間は空けます
おふろや就寝時間を考えて
2回目は19時を過ぎない
ようにしできれば毎日同じ時間
にあげるようにしましょう
栄養の9割以上はおっぱいや
ミルクからとるので
食べる量や栄養バランスは
まだ気にしなくて大丈夫です
離乳食後には赤ちゃんが
欲しがるだけ母乳やミルクを
飲ませてあげましょう
オーラルケアのコツ
そろそろ乳歯が生え始める
子もいます
最初に下の前歯が2本生え
続いて上の前歯が生えてきます
生える順番や時期は
個人差が大きく
このとおりでない赤ちゃんも
多くいます
生え始めのこの時期は
歯磨きの習慣よりもまずは
口まわりに触られることに
慣れさせることが大切です
この時期に口まわりに触られる
のが心地いいと感じると
歯磨きをスタートさせるときも
嫌がらずにスムーズに
磨かせてくれるかもしれません
<歯が生える前>
まだ歯が生えていないので
むし歯の心配はありません
しかし、今後、歯のケアをする
準備段階として
スキンシップを兼ねて
口のまわりや口の中を触り
口を触られることを
嫌がらないように
少しずつ準備しておきましょう
<下の前歯が生えてきたら>
このころは唾液の分泌が
盛んです
下の前歯は形が
すっきりしていて歯磨きを
しなくても唾液で
歯の汚れが落ちやすく
むし歯になりにくい時期です
ただ歯はどんどん生えてきます
このころからお手入れを
始めるようにしましょう
赤ちゃんとの
コミュニケーションでは
声を出したり
手を伸ばしたりして
赤ちゃんは自分の気持ちを
伝えようとするようになります
絵本にも反応しやすく
なる時期ですので
絵本の読み聞かせで
親子で楽しみましょう!
支えすわりやおすわりが
できるようになると
絵本の読み聞かせも
じっくりできるようになります
でも読むだけでなく
絵本を使って遊んでみるのも
おすすめです
たとえば電車の絵本を
電車に見立てて、絵本と一緒に
ママやパパが動いてみても
いいでしょう
「ガタン、ゴトン」と
楽しい声かけで
臨場感もアップして
みてください
6ヶ月を過ぎると
赤ちゃんは理由や目的があって
泣き、問題が解決したら
泣きやむようにもなります
また、欲しいものに手を
伸ばしたり
ママやパパの顔を見て
訴えたりするので
赤ちゃんが何をしたいのか、
だいぶわかりやすくなります
それは、赤ちゃんと
ママやパパの「共感性」が
高まった証拠です
ふだんから赤ちゃんのしぐさや
様子に注意して、まだ言葉には
ならない赤ちゃんの気持ちを
くみ取ってあげましょう!
ここまで読んでくださり
ありがとうございました!